令和3年度の市長と語るまちづくり懇談会が9月22日に行われました。
今年度は新型コロナウイルス対策の関係で事前に用意した資料を使って、上久堅地区の取り組みを発表する形となりました。
上久堅地区からは、まちづくり委員会執行役員と十三の里、地域おこし協力隊が出席しました。
飯田市からは、佐藤市長と高田副市長、塚平市民環境協働部長が出席されました。
まちづくり委員会会長より「まちづくり委員会の組織改革」について
人口が減少傾向にある上久堅において、現在のまちづくり委員会の組織体制は、委員1人あたりの負担が大きいとの意見があります。
これからも「まちづくり」を持続的に行うために、組織のスリム化に取り組んでいくことが発表されました。
「役の負担」は以前から悩みの種となっています。
その改善は、負担軽減だけでなく、移住促進にもつながります。
上久堅地区まちづくり委員会では、上久堅の将来を考えた取り組みを行なっております。
十三の里より「特産品の開発」について
この地区で何かできないか。
そんな思いから始まった十三の里の活動。
今では週120食を超えるお弁当を届けており、上久堅で行われている代表的な事業の一つです。
そんな十三の里が新たに食パンの販売を開始します。
普通の食パンではなく、高級食パンです。
上久堅地区の特産品、上久堅ブランドを目指しています。
十三の里の発表の中では、新商品である食パンの試食がありました。
飯田市のみなさんからの評価も良かったです。
観光振興特別委員会委員長より「上久堅の観光」ついて
今年度より、「観光協会」が「観光振興特別委員会」になりました。
まちづくりの特別委員会として活動しています。
今後も神之峰をはじめとする、豊かな自然を活かした観光を推進します。
地区ホームページ等も有効に活用することで、より多くの方が上久堅に興味を持ってくれるはずです。
継続事業を大切に、新たな体制で上久堅の観光を発展させていきます。
地域おこし協力隊より「空き家対策及びIターン者紹介」について
上久堅地区では空き家の増加を重要な問題として捉えて、空き家対策特別委員会を組織し、その対策に取り組んでおります。
移住促進はもちろん、景観の向上という目的もあります。
「上質なローカル」を目指して、継続的に移住者が来るための活動に取り組みます。
発表の後、「持続可能なまちづくり」のテーマで懇談が行われました。
慢性的な人手不足で、特に草刈り作業の負担が大きいことに関する意見が多く出ました。
他の地区ではどのように取り組んでいるか、後日飯田市より回答がある予定です。
また、空き家対策における補助について、飯田市で解体時の補助を検討してくれるとのことでした。
市長は「このような懇談会を理想としていた。」と言ってくださいました。
短い時間ではありましたが、前向きな意見交換ができる会でした。