上久堅ってこんな所

上久堅は「かみひさかた」と読みます。

南信州の豊かな自然

上久堅地区は長野県の南部、いわゆる南信州に位置する飯田市の地域の一つです。

総面積は約16.34平方キロメートル、居住標高は550メートルから860メートルで、豊かな自然に恵まれた中山間地域となっています。
四季がはっきりとしていてそれぞれの季節を身体全体で感じれるこの地はある意味贅沢です。
標高が高いことから空気がきれいで目を見張る満天の星空も自慢のひとつです。
朝晩の寒暖の差もあり水もきれいなことからお米や野菜、果樹などの農作物は味が濃く生命力にあふれていて、とっても美味しいと評判です。

人口は1300人ほどで、ご多分に漏れず、少子高齢化が進んでいるのが悩ましい所ですが、住民は繋がりも濃く助け合って暮らしていけるので
安心感がある地域です。
上久堅は13の集落に分かれていて称して十三の里(とさのさと)という呼び名で地元民は親しんでいます。

住民の交通手段は主に車です。路線バスもありますが、本数も少ないので基本的には車移動です。
行き止まりの国道として有名な国道256号線が地域内を通っています。因みに、上久堅地区内には信号は一つもありません。

国道256号は、かつて秋葉街道と呼ばれ、近世から近代における飯田下伊那の大動脈の1つでした。
現在も徒歩で南信濃、遠山郷に抜けられる登山道は残されていて、途中の小川路峠にトレッキングするイベントも毎年開催されています。

現在は三遠南信自動車道(国道474号)の飯田上久堅・喬木インターチェンジが地区内に共用開始され、中央自動車道へ直接接続されているこの道路により
中京圏などへのアクセスが飛躍的に向上しております。

飯田市街地まで車で20分から30分と近いことから買い物など特に不便さを感じることはありません。
ただし、冬季は降雪や凍結があることから、スタッドレスタイヤは必須です。

また、当地の伝統行事やお祭りは必見で、子どもたちだけで取り仕切り各家をめぐる事念仏や事の神送りなどは他ではなかなか見られない
昔ながらの伝統行事です。
そのほか、お盆に開催される久堅の火祭りは圧巻で、13基の神輿に火をつけ、大かがり火の周りを練り歩く勇壮なお祭りです、そのあとの打ち上げ花火も
ほぼ真上で上がるのでこちらも他ではほとんど見られないものです。

上久堅地の子育て事情

当地は子育てにはとてもいい環境です。

少子高齢化とはいえ、上久堅には保育園、小学校に元気に子どもたちが通います。
2020年4月の時点で保育園児は17名小学生が46名です。
人数は少ないですが周りをたくさんの自然に囲まれて子どもたちはそれぞれの季節で田植えや稲刈りなど
思いっきり自然に触れてこの地域の素晴らしさを学んでいます。

子育て世代の家庭は「子育て支援の会」による支援活動でいろいろな面で助けていただいています。
子ども達は地域で育てたいという思いから、2006年2月に「子育て支援の会」が設立され地域の会員の会費により
次代を担う子供たちの支援を行っています。【会員数:約80人】

〇祝い金による支援
出生時、小学校入学、保育園入園

〇子どもを育成する団体又は事業への支援金
・寺子屋事業(ひさかた風土舎)
・人形劇フェスタ観劇補助(上久堅公民館)
・上久堅小学校
・上久堅保育園

などです。

地域全体で子どもたちを育て見守るという心が息づいているのが上久堅です。

その他まだまだ上久堅の魅力はたくさんありますので、このサイトで少しづつご紹介していきますね。