こんな出来事

日赤奉仕団、体験してきました!

 

 

2019年度から我が家にも 「日赤奉仕団」のお役目がきた。
任期は2年。地区で2人一組で行う。

 

通常は女性が担当する役だけど、
今回は外交担当の私が役を受けた。

 

日赤奉仕団はいわゆる 地域の消防団の女性バージョン。

 

ボランティアで、災害時の炊き出し、

心肺蘇生法、地域のお掃除等を行う団体だ。

 

住民による地域の防災力としての要素もあり、

飯田市での活動は活発だ

 

長年、住民で構成されてきた「日赤」の活動を知りたかったので、「救急員の講習会」に出てみることにした。

 

百聞は一見にしかず。

 

『日赤の役で男性はめずらしいのに、 救急員までやるの!?』と声をかけられることもあった。

 

 

 

救急員の講習は 7月の土日、合計4日間行われた。

 

心肺蘇生法や包帯法、 担架搬送等の授業を受け、実技・ペーパーのテストをする。

 

合格者が救急員に認定される。

 

講習会は看護師や救急救命士の学校に来ちゃったのか?と思うほどの緊張感があった。

 

人命救助では、ひとつの手順を誤ったことで被災者の容態が悪化することもある。

 

たとえボランティアでも人の命を一時的に

預かるんだから、そういった厳しさは必要だと思った。

 

 

 

―取材者個人が感じたこと―

 

 

人命救助の大切さを学ぶ

 

心肺蘇生法や、のどに食べ物を詰まらせたときの吐かせ方など凄く役に立つ情報を教えてくれた。

 

知っていたからこそ、その場で人を助けられることもあると思う。

 

 

団員さん達の年齢が高い

 

救急員の講習の際、

膝や腰が痛くて一部実技が

受講できない方もいた。

 

そんなおかあちゃん達に、

災害時に助けを求めてもいいものか?

と感じてしまった。

 

 

「奉仕」「ボランティア」の定義

 

 

日赤に限らず地域の活動は基本「無償」「奉仕」「ボランティア」。

 

気になったので言葉の意味を調べてみました。

 

 

「奉仕」 言葉の意味 (goo辞書、その他webページより)

 

・神仏・主君・師などに、つつしんで仕えること

 

・利害を離れて国家や社会などのために尽くすこと

 

・報酬を求めず、他の見返りを要求するでもなく、

無私の労働を行うこと。

 

・困難な場面に置かれている隣人に手を差し伸べ、できる限りの援助を与えること。

 

 

「ボランティア」 言葉の意味 (福島県社会福祉協議会HPより

 

ボランティア(volunteer)の語源は、ラテン語の「volo」(ウォロ)。

 

これは、「自分から進んで〜する」、「喜んで〜する」という意味があります。

 

 

つまり

「自発性」がそのもっとも中心となる性格 だということです。

 

 

当たり前のように思われるでしょうが、実は、日本で「ボランティア推進」が語られるとき、

 

肝心の「自発性」や「主体性」の重要性が

ないがしろにされることがあります。

 

 

たとえば

 

「良いことだから、子ども達全員にやらせよう」

 

という発想を持つ人もいます。

 

 

しかし、ボランティア活動がもつ最大のチカラは、

 

 

「私」発であること。

 

 

つまり、自分自身が気になること、

好きなこと、得意なこと、

あるいは憤りを感じること、

放っておけないと思うこと・・・

 

 

そこからスタートすることに大きな意味があるのです。

 

 

義務や強制ではなく

「volo」であるからこそ、

 

大部分の人が気づかないような小さな問題に

 

気づく人がおり、

 

「volo」だからこそ、

もっと工夫をしたい、

もっとニーズに応えたいと思い、

 

それが前例のない先駆的な取り組みを

生み出すことに繋がります。

 

 

そして、「volo」だからこそ、たとえ自分が費用を負担して(無償)でも取り組む、という「無償性」の性格が出てくるのです。

 

実際、「ボランティア」という言葉は、17世紀の中頃からイギリスで使われ始めたのですが、

 

それは

 

「(自分たちの地域を自分たちで守る)自警団

 

「(徴兵や職業としてではなく、 自ら手を挙げた)義勇兵・志願兵

 

の意味でした。

 

 

 

転載ここまで

 

 

 

 

―まとめ―

 

個人的には地域の役割を 「奉仕」という言葉で押し通せない時代になったと感じてます。

 

上記の意味の

「ボランティア」という意義をみんなで共有しないと運営が難しいのではないでしょうか?

 

高齢化や人口減少で会社や地域の役割を担う人が減り、人口が少ない地域では役割が重複する。

 

市街地では区や組合を抜ける世帯が増える。

 

地域や社会のことに、自発的に目が向かないくらい

情報が溢れ、忙しく感じる状況になっていると思います。

 

地域や街のことを我が事として自分にできること、得意なことを 無理なく自発的に。

 

この先の時代

「老後」なんて言葉は実質上ないからこそ、

これからは長期的な目線で嫌にならず、 前例にとらわれず、運営できる地域になっていったらと願っています。

 

同じ生活をするならそのほうが幸せじゃないですか?

 

 

最後まで読んで下さり、ありがとうございます。

 

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ページ上部のポスター

日本赤十字社 長野県支部 ホームページより転載